[市場に馴染みたい★] 熊本商品リサイクル市場さまに訪問させていただきました!vol. 1

■九州の熊本空港近くの市場

熊本商品リサイクル市場は熊本空港の近くに位置する市場です。
開催日は7日、17日、27日です。

市場入会者は現在500社にのぼり、熊本からだけでなく広島、山口、宮崎、鹿児島など、
県外からも多くの買い手業者様が参加されているとのことです。
入会方法は紹介制度ですが、新たに参加したいが紹介者がいないというかたは
市場主の吉永さんが直接面談し、保証人になられるケースもあるという。

この日は、JRCA(ジャパンリサイクルアソシエーション)のメンバーでもある
吉永浩さんに市場を始めるきっかけをインタビューさせていただきました。

■日本最古のオークション⁉︎

「古物市場を始めるきっかけは何だったのでしょうか?」


「今から40年か50年くらい前で年齢は、31歳か32歳くらいの時だったと思います。
その当時は市場というものはあったが運用ルールというものがなかった。
そんな状態だったので自分でまとめようと思い参加者を30人集め、
警察に市場を開く書類を提出したのが始まりです。」

「市場としてスタートしたのは全国で5番目でしたが、実働していない市場も多かった」
「何もかも扱う意気込みで始めた。それがたまたまリサイクルだっただけです」


「当時はお店もあったが『リサイクル』という言葉がなかった」
「市場を始めた頃、市場には名前がなかった。7年間くらいは名無しの権兵衛。
リサイクルという言葉が生まれ、市場に『リサイクル市場』とつけた。
そこで初めて市場としてしっくりきた実感を感じた。」


「30人での市場は落札金額も自分で決めた。」
「だが納得しない人もいた」
「だから買い手も売り手も集めた」
「いいものが集まりだし、高く落札されるようになり、みんなが納得した」
「競り会場を空港の近くに作った」
「レコードも人気だった。2トン半のトラックで4台分のレコードは圧巻だった」
「どこで聞いたのか全国から噂を聞いて買いに来た」

■作るとは

「インターネットで独自のオークションも作った」
「九州で大きなおもちゃ屋が倒産したことがあり、在庫を全て買い取った」
「おもちゃはすごく売れた」

「市場の伝票も作った。売り伝票、買い伝票」
「何もないところから作るのは面白かった」

「当時は全国から市場を始めたいという方が見学にきた」
「市場をフランチャイズ化して全国で始めないか?という話もあったが断った」
「新しく始めた人が借金を背負って始めるようなものではない思ったから」

「お金をかけずに始める方法を教え、市場で学んで育てていくものだと思う」
「今でもどんどん若い人が買いにくる。売りにくる。」
「何もないところから作るのは面白い」






市場名称:熊本商品リサイクル市場
URL:http://www.ksrk.jp
市場開催日(7日・17日・27日)

入会金:30,000(退会時に20,000返金)
年会費:5,000円
参加費:500(昼食付き)
手数料:出品者 10% 買主 0%

荷物の持ち込みは3日前までに
遠方の場合は当日荷受(要相談)
競順は出品者ごと
競り開始時間:10時スタート
引き取りは翌日まで、もしくは翌々日


開催情報なども随時更新します。