錆びた刀をどうするか

今回、刀の買取について少し書きたいと思います。
先日、古い刀を入手する機会がありました。
持ち主の方はすでに亡くなっておられ、相続されたご家族からの依頼でした。

この刀ですが幸いにも登録票もあり美術品として取り扱い可能な刀となります。
刀は1本1本、登録票があり、登録が行われていない刀は所持するだけでも
法律違反となるので注意が必要です。
(登録票のない刀を取り扱いについては今回割愛させていただきます)

■今回入手した刀がこちらです。

錆びがひどくこのまま販売するのは忍びない一振りです。
しかもなかごに「祐定」の銘もあり、どうしようかと悩みました。
祐定もピンキリですが、こちらの祐定は備前国と祐定の間に
長船源兵衛尉銘がある末備前後期のお品でした。
(刀の審査についても今回は割愛)
※余談ですが与三左衛門尉(よそうざえもんのじょう)祐定が、
祐定の中でも名工とされています。


こちらのお品、過去の落札履歴では150万円ほど・・・
どうしよう・・・・

■いい方法を見つけた

刀を研いでくれるところ探しました。



日本刀研磨 真澄庵




大阪の平野区で研磨されており、
「かたなの博物館」として実際に刀も展示もされているところです。


刀を研ぐ値段は1寸で六千円〜
また刀は研ぐとサイズが変わるため、白鞘の作成もお願いしました。
刀装具に関しても日本陸軍の軍刀で鉄製の鞘でエイ革を使っておりましたので
合わせてタケミツの作成もお願いしました。

比較的長い刀でしたので、研ぎ、白鞘、タケミツ作成で合計18万円でした。

夏頃に依頼しましたが、刀研ぎの依頼が多いようで
年内にできるかどうかいったところのようです。

研ぎ終わり刀が手元に届いたら、どのように仕上がったのか紹介いたします。