誰もがジャンクを見捨てても・・

■腕時計の墓場に棲む1つの真実!

壊れたロレックス。百年以上前のスイス製アンティークウォッチ。

メーカーも部品を欠品させてしまった腕時計。

真っ黒な闇に閉ざされた世界に、あたかも死んだかに見える姿に

命を吹き込む職人がいることを知らない人が多い。

 

「地金の値段しかつかないですね。」

腕時計としての命を終わらせる言葉だ。

何本もの時計をその言葉に乗せられて、金として売ってしまったことか。

どんなに歴史があろうとも、有無を言わせない力がある。

 

しかし、ヤフオク、ebayなどネットオークションに出品すると

密かに落札があることを見落としていないか。

 

■奥深く誰も知らない店で高齢の職人がほくそ笑む

一体誰が買うんだ。よっぽどのモノ好きが買うに違いない。

せいぜい部品取りくらいか・・

 

そんな想像を遥かに上回る世界が広がっている。

80歳近いウォッチマスターだ。

 

長年かき集めた腕時計の部品は数知れず。山の様なパーツの中から

合致する純正のパーツを見つけ出し、

どんなジャンクでも、ほぼゼロから製品の状態まで仕上げることが出来る。

ジャンク品だけを夜な夜な落札し、自分の技術を用いて

改めて命を吹き込み、ブランドオークションに出品する猛者がいる。

 

若者は古い腕時計を直す技術すらない。簡単にあきらめるからな・・

ニヤリとする横顔が現役の職人の顔だ。

毎月100万以上の利益を1人で上げている。

モノによっては海外にまで売りにいくバイタリティに頭が下がるばかりだ。