[市場に馴染みたい★] SGオークションさまに訪問 vol. 1

■人気の理由が分かる!!あらゆる参加者に親切な仕組みがあるオークション。

横浜市鶴見区にあるSGオークションさまに訪問させていただきました。
2016年にオープンし、国内および輸出向けの道具が集まる市場です。
毎週水曜日に朝10時から開催されております。

今回は社長の勝山さんにご対応いただきました。
まず始めにお聞きした点が、複雑な手数料体系です。
訪問前は、ややこしそうなイメージでしたが、実際にお聞きすると、
すごく便利なシステムで人気がある理由がわかります。

例えば、売り手さんの参加料1つでも、当日参加1,000円と、委託だと2,500円と、1,500円の差があります。
売り手かつ買い手の双方となる場合は、基本50,000円以上ご購入で、委託扱いではなく参加料1,000円かつ通常の歩銭となり
当日のお手伝いも不要となります。

参加されるお客様の声をお聞きしたのがきっかけで、
売り手さんの中には、お忙しい方や少人数で運営される方がおられ
委託販売で手数料が増えても、開催日に参加しないことを希望される人がいたそうです。
現状、このオークションは委託の方が多いとのこと。

1.売り手かつ、当日お手伝いする(市場で何が売れるなど勉強になる&通常の歩銭)
2.売り委託(当日参加せず、多めの手数料を払う)
3.売り手かつ、当日買い手としても参加する(50,000円以上購入で、通常の歩銭)
といった3つの選択肢の中で、
自社に一番都合が良い方法を、売り手さんが選べるメリットがあります。

上記の参加料は1つの事例で、買い手さん、売り手さんのご要望をお聞きする土壌があるのが特徴です。
歩銭体系に100,000円で売れても500円(手数料0.5%)!といったように
良いモノを持ち込みたい動機が作られており、誰もが得するシステムがあります。

それと同時に、国内市場では難しいモノが出品できる海外向け商材も取り扱い、
さらに宿買取があるので、貿易向けだが単価が安くて、市場売りが難しい商材も対応してくれる。
聞けば聞くほどに、あらゆる参加者のことを汲んでくれるオークションさんと言えます。

■失敗からの立ち直りが早い。周りが助けてくれた。

ここ数年で急成長を遂げているオークションさんなので成功する道を進まれたイメージでしたが
社長にお聞きすると、山あり谷ありだったそうです。

いくつかの苦難の1つが、3年ほど前に、倉庫に火事があり、売り手さんの荷物がありご迷惑をおかけしたそうです。
その際も真摯に謝られ、補償を行ったとのこと。悲嘆な感情でいっぱいであったと振り返られました。

創業から現在に至るお話しをお聞きしても
堅実に進められる中で、リサイクルショップの運営から、
市場を創設され、またフィリピンに3ヶ所の拠点を作られるなど
何度も飛躍を遂げられています。ピンチを迎える都度、自力だけでなく周囲からの協力を得ている印象です。
今後の計画をお聞きすると、骨董、ブランド品に特化した市を作る予定はなく、道具中心で進めるお考えだそうです。

■プロの買い手さんが集まり、ポンヤリで値決めを行なっており、後ノリは厳禁!

買い煽る訳ではないが、SGオークションには掘り出し物がある構造があります。

冷蔵庫を洗う時間がない・・持って行きたいけれど。汚れた状態では怒られる。
どんどん倉庫があふれ、在庫がたまる悪循環に陥いる売り手さんの痛みが
勝山社長はよく分かる方だと感じました。

オークションのSTAFFさんが代わりに洗ってくれるサービスがあり、しかも
国内、海外向けの商材がおろせるということは、売り手さんにとっては持ち込む安心感があります。
多種多様な売り手さんの幅広い商材を受け入れる器があるオークションを運営されており
表現は悪いかも知れませんが、売り手さん全員が必ずしも目利きではないはずです。


東京や神奈川を中心とした商材が幅広く持ち込まれる中で
他の買い手さんが気付いてない商品を見つけ
お宝探しで買えるチャンスが構造上あると推測されます。
自社の店舗での販売力や、独自の販売ルートを持つ買い手さんの中で
目利きに自信がある方は参加してみてはどうでしょうか。