「アジアの時代」を掴む

■消費国へ脱皮

今後も、日本では、急速に人口が減少していくことは、誰が考えても明らかです。人口減少社会では多くの業種の売上げが

下がり、日本国内は、経済の縮小が避けられない。その一方、世界のビジネスではIT (情報技術) の進展やボーダーレス化

により様々な変化が加速度的に起こり、競争は激しくなります。アジアには人口の年齢構成の若い国が多く、経済の担い手

が多くて活力があり、購買力や消費力も増加している。アジア新興国における個人消費が拡大する中で、今後、中間所得層

と富裕層が増加し、消費市場としての大きな成長が期待されます。新たな市場として成長が期待できるマレーシア、タイ、

インドネシア、フィリピン、ベトナムなどのアセアン諸国やインドを含む広域アジア諸国、アジア市場が日本のリユース業界

に活力をあたえてくれる市場になっていくと思われます。かつての日本のように、高度経済成長期に入る国々、アジアの新

興国は低賃金を労働力とする生産国から、中間層により消費国へと脱皮を続けていきます。

 

■「アジアの時代」 早いうちからアジア地域とアジア人に慣れ親しむ

発展途上であるが、ベトナム、タイ、インドネシア、インド、フィリピンなどの新興国が急成長している。潜在的な成長力は

膨大です。10年、20年、30年後、今の子供たちが社会人として中核になっている頃、アジアは世界で経済的にも政治的にも

きわめて大きな存在となり「アジアの時代」が到来していると考えられます。
 

アジアの潜在的な成長力について考えると、早いうちからアジア地域とアジア人に慣れ親しみ、現地の人々の生活や文化に

対する理解力を向上させ、アジアを舞台としたグローバルなマインドを育むことは、ますます重要となっていきます。